大切なのは「情報」じゃない!仕事の基本【「コンサル1年目が学ぶこと」大石哲之】

44歳になりました。社会人になってから、20年以上の月日がたっています。この本を読んでみて思いました。恥ずかしながら、できていないことばかりです。

「コンサル1年目」とありますが、仕事をしているすべての人に向けられた本です。なぜなら、すべての仕事には「相手」がいるからです。自分だけで成り立っている仕事はありません。

仕事の基本に立ち返らせてくれる本です。著者の大石哲之さんは、外資系コンサルティング会社出身の方で、現在はブロガー・作家のほか幅広く活躍されています。

「話す技術」「思考術」「デスクワーク技術」「ビジネスマインド」

30個の重要スキルを、4つのカテゴリーに分け、著者の体験談と取材した元コンサルタントの体験談を交えて解説しています。

4つのカテゴリーとは、「話す技術」「思考術」「デスクワーク技術」「ビジネスマインド」です。どれも社会人なら身につけたいスキルですね。

ガーンときたところ4つ

07 相手のフォーマットに合わせる

究極の伝え方は、徹底的に相手に合わせて伝えること。相手の言葉、考え方、伝え方のクセを研究し、それに合わせて伝える。文書は、相手の用いるフォーマットに合わせて作成する。

自分の伝えたいことを、自分の言葉で、伝えがちです。そこまで、頭が回っていないというか、余裕がないというか。それでも、相手のペースに合わせて話すことを心がけようと思いました。

仕事で、認知症の方と話す機会があります。わたしが話したことを、認知症の方がどれくらい理解しているかわからない、明日になれば忘れているかもしれない、もしかしたらわかったフリをしているかもしれない。

そういう可能性がある中でも、その方の歴史を頭に入れたり、相手の話すペースや口調に合わせて、考えながら伝える。わかりやすいように、具体例やたとえ話を入れて話す、そういうことを常に頭に入れておこうと、改めて思いました。

14 常に自分の意見をもって情報にあたる

ビジネス能力を向上させるのは、情報量ではなく、考えることです。どれだけ考えたかが、ビジネス能力を向上させるのであって、情報量そのものが能力を向上させることはありません。

考えるとは、端的に言って、自分の意見を持つを言うことです。

ここが大事なのですが、「自分の考えを持つ」ことは、「正解を知っている」こととは違います。考えは、間違っていてもいいのです。そもそも、間違っていることに気づいたり、他人と考えが違ったりすることを認識するために、考えを持つのですから。

ここがいちばん心に刺さりました。タイトルに対するアンサーです。

仕事で困ったとき、本とかネットとかで正解探しのために、情報を追いかけまわしてしまう。安直に答えを手に入れようとしていたことに気づきました。

こういう場合、どうしたらいいのか?いろいろ情報は転がっていますが、これという正解はそもそも存在しない。ここが仕事と学校の勉強の違うところですね。

仕事では、正解がないわけですから、自分で納得するまで考えていくことが必要なのです。結果的に間違っていても、それはかまわないと著者は言っています。また別の道を考えればいいんですね。

21 仕事の速さを2倍速3倍速にする重点思考

本を読むときにも、目的をはっきりさせるには、自分が何を知りたいのかを自問自答する必要があります。そういう自問自答は面倒だからと避けがちになりますが、それを避けていては、結局、何が重要で何が瑣末なことかについて、自分なりの判断を持つことができません。結局、わからないから、全部読んでおこうということになってしまいます。

耳が痛いですね。この部分を読んで、わたしは2段階で過ちをおかしていることに気づきました。

1、まず、本を買う段階で目的意識が低い
 →時間がたつと興味が薄れる
 →積ん読 

2、最初から最後まで、全部読んでしまう

 ただいま、積ん読本をなくす強化月間です。まず、なんとなくよさそうだから、ためになりそうだから、と本を買いすぎです。反省です。読む目的意識がうすいのに、買ってしまっているんですね。

そして、最初から順に、きちんと読んでしまっています。目的がうすいから、ここも大事、ここもいいこと言ってるなあ、と全部読んでしまっています。ある意味、せこいのかもしれません。元を取りたいみたいな。

「本からこういう情報を手に入れたい」と、本を読み始める前に、目的を強く意識することが重要で、結局そのほうが、得た情報が自分の中に強く残るんでしょう。

27 コミットメント力を学ぶ

がんばることにコミットしてはいけない。社内の上司にコミットしてはいけない。仕事の成果に対してコミットすること。常に自分が貢献する相手にコミットメントをもつ。

悲しいですが、仕事の相手が求めていないことをがんばってもムダなんですね。いくら達成感を感じたとしても、です。

たとえば、同じような内容の仕事の依頼があっても、それぞれの相手が求めていることは、違ったりします。ですから、相手の求めていることを正確に把握しておかないと、ですね。

自分をムダに疲れさせないためにも、大事なことです。

いまさらでもいいじゃない

個々の仕事に対しては、がんばって取り組んできたつもりでしたが、仕事に対する向き合い方については、これまであまり意識してこなかったことに気づきました。

いまさらながら、相手の求める成果にフォーカスして仕事をしていこうと、あらためて気が引き締まりました。気持ちの幹となる部分を認識することができました。

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