敏感すぎて疲れます…自分をいたわる方法【「敏感すぎる自分の処方箋」保坂隆】【HSP】【本】

「人より細かいこと気にしすぎ?」
「電話するのに極度に緊張する」
「予定が入ると気が滅入る」
そんなふうにどうも自分は人とは違う気がする…そう思う方は「HSP」なのかもしれません。HSPとは、Highly Sensitive Personの略、「敏感すぎる人」のことです。

わたしは完全に「HSP」です。紹介する本にもある「〇個以上あてはまる人はHSP」のようなチェックテストに当てはまります。「HSP」を扱った、ほかの本のチェックテストにも好成績(?)を残しています。 自分でも、人より神経質だなと感じていました。

「HSP」 は持って生まれた気質なので、変えることはできません。そこで、「どうすれば快適に生きていけるのか」を知りたくて、この本を手に取りました。著者の保坂隆さんは精神科医で、ほかにも多数本を出版されています。

HSPをちょっとだけ説明

「HSP」を、本から引用しながら、簡単に説明させてください。

情報を受け取る「アンテナが大きくしかも高感度」で、「周囲のわずかな刺激もキャッチする。しかも、いちいち反応してしまう」人のことです。

刺激とは、
・光がチカチカ
・何かのにおい
・誰かにぶつかられた
・ガヤガヤうるさい
・大きな音にびっくり
・あの人、ちょっと怖い…
などです。

その過剰な敏感さによって、自律神経が影響を受けやすいといわれています。とても繊細な神経の持ち主なのです。

しようと思ったこと3つ

読んでみて、こうしよう、こう考えてみよう、と思ったことを、3つあげてみます。

過去の自分と比較する

過去の自分と比べ、褒めるべきは褒める

半年前、1年前、3年前の過去の自分と今の自分を比較し、成長している部分を見つける。いいところがあれば、自分で自分を褒める。そうやって自己肯定感を高めることが大切。

自分を否定する うまくいかないのは自分のせいだと悩む

敏感な人は、自分を責めがちです。がんばっているのに、そこそこいい成果が出せたのに、「もう少しがんばれたかも」とか「ここがダメだった」みたいに、マイナスを探してしまいます。なかなか自分を認めてあげられないんですね。

なので、「前より経験が増えて成長した!すごい!」「前はできなかったのに、だんだんできるようになった!えらい!」と、自分で自分をほめてあげるようにしています。

大げさなくらいでもいいと思います。たとえば、いい成果を出したときは、ちょっと高めの、行きたかったレストランに行く。おいしいワインを飲む。がんばったり、成長を感じられるということは、それくらいの価値があると自分に教えてあげています。

考えすぎないシステム

考え込みそうになったら、時計を見よう

→時間を決めてアラームをセットする

→時間が来たら、思い切って中断する

ズルズルと延ばさず、ベストな答えだと信じる

時間を区切る 考える時間を決め、タイムアップで強制終了

これいいですね。無理やりでも、そういうシステムにしてしまうということです。悩みや心配ごとがあると、延々と考え続けてしまいます。不安・心配が、頭の中のメモリを常に消費し続けている状態では、ほかのことがうまく進まないですし、なにより疲れます。

決めてしまったことを蒸し返さない、これも大切ですね。「結論が出ないことなら『もう考えない』という答えもあり。」ともありました。今度悩んでしまった時には、自分で自分を守るために、この強制終了のシステムを使ってみることにします。

「楽しくても疲れる」ということを知る

楽しそうにしていても実は疲れている

楽しく遊んでいても疲れてしまう。外出したり、人と会ったりした後は、ひとりで休みたいことが多いので、それを理解する。

パートナー 二人で一緒に理解することから

「敏感すぎる人」 のパートナーが、「敏感すぎる人」に対してどう接すればいいかを説明するパートです。

「楽しくても疲れる」にとても共感しました。友だちと会って楽しかったのに、家に帰ってくると、ぐったり疲れているのです。そして、ぐったりしているのに、頭の中がグルグルして夜は眠れなかったりします。自分でも不思議でした。

でも、自分が「楽しくても疲れる」性質と知り、気持ちがラクになりました。なぜなら、それを知る前は、「こんなに疲れたってことは、わたし楽しめてなかったのかな」とか「もしかして、ほんとは楽しいフリをしていたから疲れたのかな」と落ち込んでいたからです。

楽しくても疲れることは変わりません。でも、「楽しくても疲れる、楽しんだからこそ疲れる(情報をいっぱい受け取ったから)」とわかれば、それ以上疲れた原因を考えなくてすみます。「今日は楽しかったから、気持ちが高ぶっているんだな」と素直に思えるようになりました。

あのころのわたしに教えてあげたい…

もう20年以上前の話ですが、大学卒業後どうするかを考えていたときのことです。「たぶんわたしは、会社や組織みたいな、大勢の人がいるところで仕事はできない」と思っていました。そして、そう感じる自分に劣等感を持っていました。

そうはいっても、ひとりでもできる仕事に就きたかったので、大学3年のころから資格をとる勉強をしていました。合格したのは卒業後ですが、今でもその仕事をしています。ひとりではないですが、ふたりの少人数で、事務所を構えて仕事をしています。

大学生のころは、「HSP」という言葉も、自分がそうだということも知りませんでした。でも、そういう傾向にあるということは、なんとなくわかっていたんですね。どうも自分は人より神経質で過敏なところがある、そしてそれは弱みでしかない、と思っていました。

その頃のわたしに伝えてあげたいです。
「弱いんじゃないよ。情報を受け取るアンテナが大きくて、感度が高いだけなんだよ。
そして、20年後なんとかうまくやれているよ。ぜんぜん心配しなくて大丈夫だよ!」

この本を読んで、そんな昔の自分を思い出したりしました。「知る」ってだいじですね。