なんだか「きちんとした人」だった【与沢翼「お金の心理」】

与沢翼さん、
かつて「秒速で1億円を稼ぐ男」として有名になりました。

なので、
「どういう手段かわからんが、すごくお金を稼ぐ人らしい…」
くらいの認識しかありませんでした。

大変失礼ですが、
なんだかアヤシゲな人だと思っておりました。

でも、与沢さんがYouTubeでお話しされているのを拝見しましたところ、
「とてもまともな人だ」「というか、きちんとお話しされる方だ」
と認識を改めました。

そこで、与沢さんが出されている本を読んでみようと思い、
最新刊「お金の心理」を読んでみました。

目が覚めるようなことをおっしゃっていましたので、
その感想をごらんください。

目が覚めたところを引用します(10ヶ所もあります)

1.欲しいものに終わりはない

結論として、限界のない己の欲望など、そもそも最初から叶えてやる必要はありません。得られるものも、一文にもならない自己満足という感情だけですから、わざわざブラックホールに近づかなくてもなんら困ることはないのです。

成功を目指す人間の基礎条件 欲望のブラックホールには近づかない

お金が入ってきたらそのぶん使う、のでは成功できないよ、
という話です。

本当に欲しいものはなんなのか、
それは経済的成功です。

経済的成功とは何か。
労働しなくても生活に十分なお金が入ってくる状態のことです。

それまでは、少額でもチョロチョロお金がもれだしていてはダメだよ、
とおっしゃっております。

耳が痛いです。
「自分へのごほうび」と称し、
色ち買いなんぞしている場合ではありません。

お金がお金を生んでくれるような状態になってから、
欲しいものを買いましょうということです。

いきなりガツンと来ました。

2.自分も他人も違和感がある

隠しながら進む、実態よりよく見せて進むと思い切りやることができません。高くて大きい虚像と真実の自分との乖離に苦しみ、現実から目を背ける癖が付いていきます。結果、中途半端な人間のまま停滞が続くことになります。

終わったことの「検証」が最も重要 過去を「反省」することでしか自分を進化させることはできない

実際そういう経験をされたのかもしれません。

どんなにイキったところで、
実際の自分と違う自分を演じようとすると、
自分も違和感を感じるし、
他人も違和感を察知してしまうのです。

「あれ、こういうときはどうするんだっけ?」という
一瞬の迷いが生じるのでしょう。

自分のなかでそういう小さな迷いがいつも発生していると、
精神的な疲れ、ロスを生むし、
神経をすり減らすことになってしまいます。

また他人も、その一瞬の迷いによる違和感を感じ取ってしまうのでしょう。

自分の犯したミス、過ちは、
さっさと発表しちゃったほうが、
自分の精神にもいいです。
どうせ他人にもわかっちゃうよ、
ということでしょう。

小さなことでもウソをついてしまうと、
ほかの話題になったときにも、
自分のなかで整合性を確認してしまって疲れてしまいますよね。

そういうことです。

3.断捨離して必要なものを見極める

ピンチのときに必要なことは断捨離です。今こそ、本当に自分にとって不可欠なものだけを残し、人生において必須ではないものとは「おさらば」することになります。人は無駄なものを買い、有害な人間関係を続け、無益な投資を始め、儲からない商売に顔を突っ込んだりするものです。

あなたの未来を変える「断捨離」 短期的な「損」は長期的な「得」を生み出す

モノにしても、人間関係にしても、仕事にしても、
雑多なものに囲まれて暮らしていると、
それが本当に自分に必要なのかどうか、考えようとしません。

考えるのがめんどうだからです。
それでさして困ることもないので、漫然と暮らしています。

また、手に入れるときは
「これ絶対必要!」と信じ込んでいるからやっかいです。

一文の得にもならないものは、
バッサリ手放し、
手にした自分を深く深く反省しましょう。

それが成功への道なのです。

4.とはいえただ節約すればいいということでもない

なぜかと言うと、人間は心の健康を保てていないと思考が鈍って何もできなくなるからです。状況に応じて適切に物事を考え、現実的な問題解決ができるのは、心の健康が保てていることが大前提です。

行きすぎた節約は逆効果 お金持ちになるためには「心を満たすための最低限度の支出」が必要

一時期ミニマリストを目指しすぎて、
心がすさんだことを思い出しました。

ミニマリストになって「モノ以外に心を向けたい」、
というのが目的だったのに、
「モノを減らすこと」が目的になっていたんです。

そうなると、
余計「モノ」へと心が集中してしまいました。
「あれも捨てられる」「これも捨てられるはず」と。

「これはなくても最悪なんとかなる」と思いこむようなり、
捨てた後「やっぱり捨てなきゃよかった」
と思うこともけっこうありました。

「これぐらいが自分が満足できる」という
その人その人の基準があるんですね。

わりとすぐ捨ててしまうタイプなので、
「なくてスッキリ」も大切だけど、
心が平穏なことがいちばん大切ですね。

じゃないと、与沢さんの言うとおり、
切り詰めすぎると、偏った見方をしてしまい、
判断する余裕がなくなってしまうのです。

ミニマリストをめざさないことにしました【体験談】【断捨離】 現在、モノがわりと少ないほうです。もともとは「モノは多ければ多いほどいい」と思っていたタイプです。ミニマリストを目指して、本や動画を見...

5.ありがた迷惑なんです

しかしながら、こうした相手のよかれと思う善意に対して、こちらだけ悪意で返すことはできないため、不要な提案を採用する無駄も生じます。他人から受け取る善意というのは実は非常に高くつきます。

人付き合いは「人間関係の懲役刑」 人脈はお金を奪っていく「負債」となる

こういう言い方をしては何ですが、
たいして欲しくないものをくれる人って困ります。

あと、頼んでないのに人を紹介してくれようとする人も同様。

なにかお返しをしなければいけない気持ちになります。
負担です。

形だけのこともありますが、心からの善意だとなおさら。

こちらが善意を受け取ったことで、
相手がなにかしら結びつきを感じてしまっていると、
とてもめんどうです。

うまく断る言葉を用意しとかないと、ですね。
もっと言えば、嫌われるくらいでもいいのかもしれません。

6.挑戦すれば、なにかしら得られている

また、挑戦することで得られるのは生きがいや学びです。そこで感じたことが確実に次につながっています。果たして、私の人生トータルでは利益的にも圧倒的なプラスになっているではないですか。
すなわち、局所的に見た失敗が積み上がって、いよいよ大局的に見た成功となっているわけです。

副業を経ずに突然起業するのはさすがに無理がある 本業を続けながら「副業」で稼げ

挑戦すれば、失敗したとしても、
その過程でなにかしら知識や経験を得られる。

挑戦を繰り返せば、
その知識や経験が増えていくということです。

むしろ失敗した時こそ、
改善策・打開策を考えるはずですから、
成長できるんですね。

与沢さんは行動の鬼ですから、
「まずはとにかく行動を起こせ!」とおっしゃっています。

7.自信満々…というわけではない

時には「もしかして自分は間違っているかもしれない」と自らを疑う場面もあるでしょう。しかし、それでいいのです。確信と不安を1日のなかで何度も繰り返すぐらいの心理状態が、成功するときのリアルなイメージです。かすかな光はゆっくりと強くなっていきます。そして、その先には自分だけの成功が待っているのです。

意思決定の速さが成功率を上げる 「小さいテスト」を繰り返せば直感力が伸びる

与沢さんのような成功者でも「不安」ってあるのですね。

意外です。
心は「確信」に満ちているのかと思っていました。
そういうものかと少し安心。

しかし、
その「不安」に負けない精神力も強みなのでしょう。
そして「確信」は積み重ねてきた経験に裏打ちされているんでしょう。

自分の力で生きている人、と感じました。

8.たどりついた境地は…

これは私が体験した最大の痛みです。どうかあなたも足るを知ってください。足るを知るとは、すなわち、満足することです。今あるものに感謝をすることです。あなたの満足の基準をひたすら下げてください。そして、どんな食事にも、どんな環境にも深く感動していくことが大切と言えます。

人間関係の損切り あなたを儲けさせるために近づいてきてくれる人などこの世に一人もいない

頂点とどん底。
それを経験した先にたどり着いた境地は、
なんとつつましいことでしょう。

「足るを知る」

そうなのか、結局そうなんですね。

人間の欲望は際限のないもの。
広告・メディアに踊らされて、
自分には足りないものばかりと感じさせられます。

これがあれば幸せになれると思って手に入れたのに、
手に入れた次の瞬間、
もう別のものが欲しくなる。

いくら持っていても満足することはない。
与沢さんは身をもって経験されたのでしょう。
今持っているものに感謝せよということです。

9.お金は「我が子」

今、あなたが持つお金がどれほど少ないものであったとしても、それはかわいい我が子と同じです。あなたが自分の人生の有限の時間の一部と引き換えに得た、人生を変えるための軍資金です。

人間関係の損切り あなたを儲けさせるために近づいてきてくれる人などこの世に一人もいない

お金をとても大事に扱われているのがわかりますね。

愛情をもって育てたという意味では、
「かわいい我が子」と同じなのでしょう。

その大切に育てた「我が子」を
あやしいところへむやみに行かせない。

お金もいっしょで、ムダなことに使わない。
愛情をもって接しましょう。

10.自信のもとになるもの

こうした自分への信頼があるので、この先、何が起きても乗り越えられると思っています。こうした自信をつけるためには経験を積むことがすべてです。経験の裏づけがないすべての自信はただの空威張りにすぎず、ピンチになれば、あっけなく崩れ去っていきます。この部分は経験者から話を聞いてもショートカットができません。だからこそ、あなたが自ら挑戦し、膨大な量の成功と失敗を積み重ねてほしいのです。

その意味でも、私は行動することが最も大切だと考えています。実際に行動を起こし、失敗をして、小さな傷をたくさんつくる。その積み上げによってしか人間は変わることができません。この本を読んで得た多くの知識を生きたものにするためには、体験と結びつける必要があります。お金を知るには、リアルがあなたの中に存在していなければなりません。

お金に愛されるために最も重要なこと 大切な家族を守り好きな人と全力の仕事をし、自分がやりたいことだけを選んで生きていく

自分への信頼は、
いくつもの挑戦と、
その挑戦で得られた経験なのですね。

そこには成功もあれば失敗もある。

与沢さんのご自身に対する信頼は、
積み重ねた経験があるから盤石なのです。

行動を起こすときはやはり怖いものです。
しかし自分を信頼するために、自信を持つために、
挑戦を怖がらないようにします。

【まとめ】経験がある人がいうと説得力が違う

与沢さんのお話は、説得力があります。
なぜなら、経験に裏打ちされているからです。

話の内容も突拍子のないものはありません。
どちらかというと、質実剛健という感じです。

ただ、その質実剛健さの程度がハンパないのです。
与沢さんに対する勝手な先入観を打ち砕いてくれました。

かなりの量を引用してしまいましたが、
これでも考えて厳選したのです。

刺さるところがほかにも満載なので、
衝撃を受けてみてはいかがでしょうか。