「したくない」は怠惰じゃない!【Pha「しないことリスト」】【本】

「がんばりすぎて疲れた…」「もうなにもしたくない…」そんな時、ありますよね。ものごとをいやいややっていると、そんなふうにになります。ものすごく疲れます。

正直言って、「仕事はしなくていいなら、したくない」と思っています。そんなとき、以前読んだ「しないことリスト」を読み返してみたところ、ホッと肩の力が抜けました。

ただ、著者のPhaさんは、しないことをただリストに挙げただけではありません。「しない」にたどり着くためには、あるプロセスをたどっています。

自分にとって大切なことを明確に

「しないことリスト」は、4つにカテゴリー分けされていて、全部で36個あります。「所有しないリスト」「努力しないリスト」「自分のせいにしないリスト」「期待しないリスト」です。

なぜ、しないのか?
他人や世間がなんと言おうと、世の中で言われる「しなきゃいけないこと」についてひとつひとつ考えた結果、 自分の価値観にあわなければしないと決めたからです。

「しなきゃいけないこと」とは、たとえば次のようなものです。
・社会貢献しなければいけない
・老後に備えて資産運用しなければ
・英語もできなきゃいけない
などなど。

する・しないの決断をするためには、「自分の価値観」=「自分のしたいこと・したくないこと」がしっかり定まっていなければなりません。

「しなきゃいけないこと」 が「自分の価値観」にあっているか考える
→「自分の価値観」にあっていないことはしない
これを「しなきゃいけないこと」一つ一つに考えていきます。

「しない」ためには「考える」というプロセスが必要になるんですね。

心にささった「しないこと」3つ

LIST 27 絶望しない

人間は気力や体力さえ充分にあれば、じっと何もしていない無為な状態に飽きてきて、自然と何か前向きなことをやろうという気持ちが湧いてくる生き物だからだ。

落ち込んでいるときは、なにもしない、自分を徹底的に甘やかす、ということを言っているんだと思います。無理にがんばらないということですね。

落ち込んでいるときって、落ち込んだ原因を何度も思い出したりして、さらに自分を追い込んでしまいがちです。ある程度落ち込んだら、考えるのを強制終了しましょう。そして、自分をいたわりまくる。まず態勢を立て直す、すると自分の中から、したいことが勝手に湧き出してくるんですね。

LIST 29 何かのためにしない

何かをするときは、「それが何の役に立つか」を考えるよりも、そのこと自体を楽しむのが健全だ。

何かをするとき、「何の役に立つか」を考えがちだし、そう考えることが合理的でいいことと思ってきました。得か損か、とか。

そうじゃなくて、なんでも楽しめれば、人生幸せです。たとえば、読書を例に出すと、これは仕事の役に立つから、と思って読むこともあると思います。そうじゃなくて、読みながら、納得したり、発見があったり、「なんで?」と疑問をもって、楽しめればいいですね。余裕で継続できそうです。

これからのAI時代、むやみにがんばる能力よりも、ものごとを楽しんでやれる能力が重宝されそうです。

LIST 33 議論しない

どんな意見に対しても、「ああ、自分の意見とは少し違うけど、そうかもしれないですね、気持ちはわかりますよ」というくらいの立ち位置でいるのがいいと思う。

批判とか対立する意見とは、 頭では距離を置けばいいと思っているけど、なかなかできません…。すぐ敏感に反応して、動揺してしまいます。

ここでいっているのは、「おっしゃることも一理ありますね」と理解しつつも賛成しない態度です。 そういう状況になるたびに、何度も練習することが必要ですね。

「ただがんばる」と対極

こういうところが好き、こういうところがきらい、がはっきりしていれば、「しないこと」に自信が持てることがわかりました。

そこまで掘り下げずに、なんとなくしない、という姿勢だと、「しないこと」がぐらついてしまいます。「やっぱしたほうがいいのかな」とか。なぜなら、世の中の基準や同調圧力は強いからです。

わたしは、仕事をしたくないといつも思っています。ただしたくないと思うだけじゃダメですね。なぜ仕事したくないのか、どんなところがイヤなのかを、もっと掘り下げる必要がありそうです。